【お客様事例】Sapeet様
ベンチャー企業におけるマネジメントの型を作るべくManagement 3.0を受講

まずは、貴社の事業内容について教えてください。

築山様:Sapeetは、AI身体分析テクノロジーを活かし、接客DXを推進する東京大学発のスタートアップ企業です。独自の身体解析技術や接客支援機能を、わかりやすく使いやすいシステムとして提供しています。

現在は治療院やパーソナルジムといったヘルスケア業界、アパレルや寝具、化粧品といった小売業界をはじめ、幅広い事業者様の販促企画からシステム開発・運用までを支援しています。

新しいマネージャーやリーダーとしての、あるべき姿をSapeetに落とし込めるのではないかと考え、受講を決定しました。

— Management 3.0を受講されようと思った背景についてお聞かせください。

築山様:今後の更なる組織拡大に向けて、ベストプラクティスなマネジメントスタイルを基に、Sapeetならではのマネジメント像を作りたいと考えていたことが受講を決めた理由です。

弊社はベンチャー企業であり、メンバーそれぞれが強みを活かしつつ相互に高め合えるようなスタイルの組織運営をしてきました。ありがたいことに事業も伸びてきており、成長に準じて組織も徐々に大きくなってきています。

そのような中で、ボードメンバーから組織デザインをどのように考えるべきかという話が挙がってくるようになりました。今後のSapeetがあるべき姿について検討を続ける中で、メンバーから共通して出た意見が、「人材育成」や「マネジメント」という、人を支援する視点の強化でした。

ベンチャー企業の場合、ある程度の事業フェーズまでは創業メンバーと早期入社メンバーの馬力でなんとかなってしまう部分があると思います。だからこそ大事なのは、その後なんですよね。より非線形な成長をし続けるためには、会社が大きくなり、マネージャー的なポジションもどんどん増えていくことを見据えると、Sapeetのマネジメントスタイルを身につけてもらうことや、社内でマネージャーを育成できるような仕組みが必要だと感じていました。

ではSapeetらしいマネジメントスタイルとはどんなものか?と考えると、今のベンチャースタイルを維持できるような、具体的にはティール組織の考えに近いようなマネジメントが合っているのではないか、と思いました。メンバーの主体性を考慮し、自律型組織の形でメンバーが自走することを支援するスタイルですね。


そうしたことを考えている時にManagement 3.0の研修があることを知りました。Management 3.0という言葉自体は耳にしたことがありましたが、より詳しく話を聞くうちに、自律型組織を実現できるベストプラクティスなマネジメントスタイルであると感じました。同時に、新しいマネージャーやリーダーとしての、あるべき姿をSapeetに落とし込めるのではないかと考え、受講を決定しました。

新しいリーダーシップや報酬、評価、モチベーション管理や権限委譲の方法など、自律型組織の要素が体型化されていたので、スムーズに理解できました。

— 実際に受講された感想をそれぞれお聞かせください。

上羽様私はマネージャーではありませんが、参加してよかったというのが率直な感想です。普段はどうしても自分の業務を中心に考える機会が多いので、改めて広い視野で考えることの重要性を学べたのは有意義だったと思っています。

また、研修自体もSapeetが求める内容に合わせてベンチャー企業向けに、時間を少し短くカスタマイズしていただいたので、腹落ちしやすかったです。座学だけではなく、ワークの時間も多かったので、集中力を保ちながら楽しくできました。朝が早いのだけはちょっと大変でしたけどね(笑)

町田様今までさまざまな研修を受けてきましたが、その場で学んで終わりという研修には少し違和感を覚えていました。今回のカスタマイズ研修のように、4回に分けて、毎回振り返りをしながら受講できたことはとてもよかったと思っています。

また、ワークを通じてメンバーについての理解も深まりました。こういう思考をする人なんだとか、こういう発想の人なんだとか、一緒に働いていてもなかなかわからない部分を知ることができたのは個人的にはプラスに働きました。

築山様新しいリーダーシップや報酬、評価、モチベーション管理や権限委譲の方法など、自律型組織の要素が体型化されていたので、スムーズに理解できました。特に、Management 3.0の基本的な考え方である、相手そのものをコントロールするのではなく仕組みとしてのシステムをコントロールする、という考え方は参考になりました。

世間にある一般的なマネジメントの考え方の多くは階層型で、上司がいかにして部下と接するかという視点で作られていますよね。でも、Management 3.0ではマネージャーはあくまで役割の一つであるとされていました。その上で、相手と一緒に存在している今の環境やルールに変化を加えることで組織全員を幸福にさせる、という考え方であると理解しています。

また、このフレームワークをメンバーと同期できるような形で、目線を揃えながら学べた点もよかったなと思っています。

研修受講後は、これまで以上に深く仕組みについて考えられるようになったと感じています。

— 受講後の効果についてお聞かせください。

町田様:以前からメンバーに対してどう声がけをすれば動機付けができるか、モチベーションをあげられるか、という部分には非常に興味を持っていました。研修を受けたことで新しい考え方に触れたり、今まで勉強してきたことを再確認したりできたのは大きかったです。

上羽様個人的には研修受講後は、これまで以上に深く仕組みについて考えられるようになったと感じています。例えば、メンバーに何か依頼をしたものの、期日通りにやってもらえないことが稀にありますよね。

今までの自分だったら、やってくれなかった人に問題がある、とつい考えてしまうこともありました。しかし、今回受講したManagement 3.0は、「仕組みをマネジメントする」という考えをベースにしているので、自分の発信や依頼の仕方が適切だったか?など、”仕組み”の部分を見直す必要があるのではないかと思えるようになりました。これは研修を受講した効果といえるかなと思います。

築山様:現在Sapeetは組織拡大に向け管理部門を強化しています。そして、そこでの組織開発戦略のマネジメント像にManagement 3.0で学んだことを少しずつ入れ込んでいる最中です。

また、今回の研修を受講したことで今までSapeetに取り込んでいた制度やメンバーに伝えていた考え方、行動指針が間違っていなかったという自信にも繋がりました。

感覚的なものでいうと、受講メンバーを中心にManagement 3.0的な対話が増えている印象も受けています。

Sapeetにはさまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。採用面接時には、その人の経験について深くヒアリングしています。しかし、そもそも採用フローに関わっていないメンバーはお互いのバックグラウンドを全く知らないということも多々ありました。さらに、コロナ禍でリモートワークも選択肢の一つとなった今、メンバー間で仕事以外のことを話し合える機会は、以前より減ってしまったと感じています。

今回のManagement 3.0のワークショップの内容は、なぜそんな回答をしたのか?どうしてそう考えたのか?を相手に伝えるという、本人の本質に迫るトピックが多かったですよね。
ワークの中で自然とお互いの過去や思い、背景を知ることができたのは副次的なものでしたが非常によかったなと思っています。

Sapeetで決定される組織のルールは、昔からみんなで話し合いながら決めることが多かったです。その際に「この人がこう言っているのはこういう経験のことなのか」と、研修を受ける前よりも行間を読めるようになったという声もメンバーから挙がっています。

一人ひとりが良いリーダーになるためにはどのようなリーダーシップやマネジメントを身につけるべきか?そうした疑問に対する答えがManagement 3.0の中にあります。ベンチャー企業の方や成長意欲の高い方には、まずは個人でもよいので受講されることをオススメします。

— 他のベンチャー企業様にオススメできるポイントがあればお聞かせください。

上羽様個人的には普段マネジメントに関わっていない人たちにもぜひこの研修を受講して欲しいと思います。マネジメントについて考えるきっかけになったり、ワークを通して他メンバーの考え方を知ることができたりと、日頃の業務にプラスに働く要素がありましたね。

町田様:現代は特に、ベンチャー企業やスタートアップ企業にとって変化が激しい時代だと思います。それは同時にスピード感を持って正しい意思決定を行っていく必要があるということですよね。

会社としてのありたい姿に対して、個人のありたい姿が正しく紐づくこと。これがスタートアップやベンチャーには必要不可欠だと考えています。意思決定をメンバーが正しく行うためには一人ひとりをコントロールしようとはせず、仕組みを作ることが大事です。そういったフレームワークはManagement 3.0を学ぶことで得られると感じました。

ですからメンバー一人ひとりにしっかり考えてもらい、素早く行動や意思決定をしていきたいという企業にはぜひ、Management 3.0を受講してもらいたいですね。

築山様:ベンチャー企業の多くは守破離を行っていることが多いと思います。人や時間が足りない中で、最短で最高の成果に繋がるようなルートを模索しつつ、チーム運営を行う必要があります。ですから、みんなベストプラクティスには常にアンテナを張っています。

恐らく最終的な最適解は個人や組織の状況とタイミングによってその都度変わります。でも、原則的な部分は変わらないと思うんですよね。そして、一人ひとりが良いリーダーになるためにはどのようなリーダーシップやマネジメントを身につけるべきか?そうした疑問に対する答えがManagement 3.0の中にあります。ベンチャー企業の方や成長意欲の高い方には、まずは個人でもよいので受講されることをオススメします。